ITpro Challenge!のメモとか
やたらと豪華なメンバーで話題沸騰のイベント、ITpro Challenge!に行って来た。
定員70名の中のラッキーな一人だったのでさっそくレポート…というかただのメモ。
もし会社員のままだったら今日絶対休めてないのでいいタイミングで辞めた俺GJ。
詳しい内容は後日動画がニコニコとかに上がるそうなのでそちらをチェックされたし。
発表者とLTの面子だけでも豪華なのに、右斜め前を見ればMatz氏が、左を見れば吉岡氏がいらっしゃったり…など聴衆もスゴかった。
メモが取り切れてないので細かい点は色々はしょって印象的だった所だけ…。(聞き入ってた。)
懇親会は存在を知らずに申し込んでなかったので直帰。出来れば参加者宛にメール流してほしかったなぁ…ブログの存在知らなかった…。
参加者へのリマインドメールにブログの記載がありました。僕が勝手に見落としていただけのようです。
2007/09/10追記 もはや僕のメモはあまり役に立たない割にアクセスが減らないのでまとめとしての需要が大きいと判断して関連リンクの位置を上部に移動。今後も動画が全部公開され終わるくらいまでは追記、更新しようかと。
2007/09/12追記。江島氏のプレゼン資料がついにアップされたので関連リンクに追加。
2007/09/12追記。鵜飼氏のプレゼン資料を関連リンクに追加。
2007/09/17追記。江島氏のプレゼンのニコニコ動画を関連リンクに追加。
2007/09/24追記。鵜飼氏のプレゼンのニコニコ動画を関連リンクに追加。
2007/10/09追記。伊藤氏のプレゼンのニコニコ動画を関連リンクに追加。
2007/11/05追記。戀塚氏のプレゼンのニコニコ動画を関連リンクに追加。
関連リンク(随時追記予定)
動画
- 懇親会でのプレゼン
メインプログラム発表者のエントリと資料
- How we built Lingr(江島健太郎氏)
- ハッカーのソフトウェアエンジニアリング(鵜飼文敏氏)
- ベンチャー指向プログラマ(伊藤直也氏)
- ニコニコ動画の創りかた(戀塚昭彦氏)
LT発表者のエントリと資料
- 1:GPSケータイを使った新しい位置情報サービス「doodle」「Which?」のご紹介(石丸健太郎氏)
- 2:Alinous-Core(飯塚友裕氏)
感想や資料が見つからなかったのでブログのリンクだけ。http://d.hatena.ne.jp/i-zuka/
- 3:フログラミング(増井 雄一郎氏)
- このままだと風呂の人として認識されてしまいそうだけど、面白いインタビューとかアジャイルな環境作り - そんなに急いでどこへ行くとか、masuidrive的プロジェクトの方針などを読んでない人は読むといいと思う。
- 4:「来週金曜」「明日3時」で登録可能なカレンダーの提案(古川大輔氏)
- 5:開発環境と言語(氏久達博氏)
- http://wiki.fdiary.net/ldev/(現在募集中らしい)
- 6:思いやり駆動開発(五十嵐邦明氏)
- 7:wikia - 新しいコンテンツ作成の在り方(福澤俊氏)
- 8:もう一つのRIA、アプレットサーバシステム(柳瀬隆敏氏)
- 9:ニコニコ市場ができるまで(溝口浩二氏,木野瀬友人氏)
- 10:もう一つのTDD … チケット駆動開発(松岡浩平氏)
- 11:私がApacheモジュールを書く理由「wafful.org」(竹迫良範氏)
- 12:Yappoハックの歴史(大沢和宏氏)
- 13:RESTの勝利宣言。私はいかに(勝手に)RESTの広報を行ってきたか(山本陽平氏)
- 僕も釣れた某ギークのエントリを見て、 REST 入門を読んだ口。それまでは.doとかに正直あまり抵抗持ってなかった…orz
- WEB+DB PRESS Vol. 38からのREST連載も面白い。まだ読んでない人は買うといいと思う。今Vol .40まで出てたはず。
- ちなみにreST(reStructuredText)とは一切関係がないので間違えないように。僕は最初混乱したので…そんなやつ他にいねーか…orz
そのほか
itprochallengeタグのRSSをリーダーに登録しておくのがお勧め。
How we built Lingr
- 発表者
- 江島氏
lingrリリースから1年後
- 期待
- 100000ユーザ
- 英語7割
- 同時接続10000
- 現実
- 9000ユーザ
- 日本語7割
- 同時接続600
今後
- 何が悪かったかは学んだ
- 根本的にモデルを変える必要がある
- 少ないながらも熱狂的なユーザの支持
- ゼロから再設計することにした
マネジメント
- 生産性重要
- 購買無制限ルール
- 生産性向上に必要なものであれば(説明がつけば)好きなだけ買っていいらしい。
- ただし何を買ったかはメンバー全員にオープンにする。
- ↑だけで完全に回ってる
- 一人年間100万使っても生産性が10%上がるならば十分においしい投資
- 最もおいしい投資だと言い切ってた。
- 勤務規程不要
組織図
- メンバーが上にいて、マネージャがそれを支える(ような図が出てきてた)
最後に
- 次の作品こそ自分のベストだ!!…と一生言い続けたい
ハッカーのソフトウェアエンジニアリング
- 発表者
- 鵜飼氏
要求仕様
- 目標設定
- 何を作るか
- どのようなものを作れば便利か?役に立つか?
- 既存システムはどうなっているのか?
- 何は作らなくてもいいのか?利用できるのか?
- 何が出来て何が出来ないのか?限界はどこか?
- それぞれどのように関係しているのか?
- 既存のものをうまく組み合わせるための引き出しが多ければ多いほどいい
Design Document
- プロジェクトの説明
- 何を作るか、どのように使われるか
- なぜ作るのか
- どのように作るか、その方針
- 用語説明
- グループで開発する場合には必要
- たくさん書かないといけない場合は問題が複雑すぎる
実装
Code Review
- 違う目でみると気がつくことがたくさんある
- 細かく切り刻んで起こりうる問題を見出す
- 別実装の提案
- 明らかでない点を明らかにする
- レビューは新しいコードを書くのと同じくらい重要!!
- 開発チームを育てる
テスト
デバック
- どこがおかしいのか
- プログラムがどう実行されているのか
- 範囲を狭めるテクニック
- 防御的コーディング
- ユニットテスト
- デバッガ
Hackerに近づくには
- 必要なのは知識と応用力をつける(ための時間)
- プログラミングを楽しむこと
Hackerに必要な知識
知識の習得方法
- いい書籍を読む
- たくさんコードを読む
- 色々試す
- 改善してみる
- 限界をしる。駄目なパターンを知る
- ハッカーにコードを読んでもらう
- コードを公開
- コードレビュー
ハッカーと仕事をする注意点
- 面白い問題設定が重要
- 出来て当たり前は面白くない
- 明らかに実現不可能なことに取り組むのも時間の無駄
- 情報共有
- 競争と協力
- やる気、集中の持続
- 会議などの割り込みを嫌う理由
感想とか
- 何かを作るときにDesign Documentはちゃんと書こうと思った。
- 自分ひとりプロジェクトでもユニットテストはちゃんと書くようにしよう…。
- 今時間だけはたっぷりあるんでひたすらコードを読む。というか読んでる。Djangoのコードを…全然進まないけど一歩ずつ進もう…。
- たらればになるけど大学の時にコンピュータサイエンスしっかり学ぶべきだった。当時全く興味もてなかったんだよなぁ。
ベンチャー指向プログラマ
- 発表者
- 伊藤氏
オレの人生
わざわざ特筆するようなことは…というか書きづらいネタだったので(ry
問題なさそうな最後のほうだけ取り上げると
- 一歩一歩進む
- いきなり頂上を見ると萎える
- 同い年のスーパーハッカー
- 同い年のバイナリアン
- コンプレックスは成長の兆し
- ひとつひとつ目の前の階段を上る
- いきなり頂上を見ると萎える
LT(感想のみ)
- 風呂グラマーの増井氏の認知度は異常
- 初心者風呂グラマーにはDSがオススメ
- HDDは水没しても乾かせば復活する(実体験
- 古川氏のカレンダライブラリはいいと思う。
- そういえばRtMも、next wed とか書いたら勝手に翌週の水曜日の日付に変換してくれて便利だったな。
- 開発言語開発合宿?を9月21日くらいにやるらしい。(日付うろ覚え
- ニコニコでは人材募集中
- 松岡氏のshibuya.tracってこれのことかな?
- 山本氏によるアルファギークアプローチの絶大なる効果。下手な広告よりよっぽどインパクト大きそうw問題はいかにして釣るか…か。